【初心者の方こそ自分に合った商品を!】投資商品紹介①

投資

投資商品をおすすめする私ですが、すべての商品がすべての方に合うわけではありません。性格によって好みが違ったり、手元資金の規模や想定する運用期間などによっても、適した投資商品は異なってきます。まして、経験のない初心者の方ともなれば、それこそ勢いと思い込みだけで決めることは避けたほうがいいでしょう。

投資商品を紹介したあとに、購入する際の留意点を記載しようと思います。特に初心者の方は、目を通していただいてからの購入を強くおすすめします。

【1.投資信託】

皆さんに一番なじみのある投資商品ではないでしょうか。投資信託は投資家から集めた資金を専門家が株式や債券などに投資し、その成果を分配する商品です。いわば資産運用のプロ(運用会社)が私たちに代わって運用を行うので、銘柄選びや売買のタイミングといった判断はしなくてすみます。プロでも間違うことは当然ありますが、ある程度安心して任すことができるのではないでしょうか。

また、投資先は国内外の株式を始め、債券や不動産など多岐にわたります。投資先の配分や投資時期までを考慮すると、かなりの分散投資を行っていることになり、投資先の業績や景気の動向による影響はかなり小さくなります。多くの投資家が出資する仕組みなどから考えても、無理して大金を集める必要はなく、少額からの投資が可能で、初心者向きの商品とも言えます。

【2.外貨預金】

字のごとく、日本円ではなく米ドルやユーロ、豪ドルなどの外国通貨で行う預金です。低金利の日本とは異なり、通常、外貨預金の利率は日本より高く設定されているため、日本円よりは高利回りが期待できます。

くわえて、大きな特徴としては、為替変動の影響を受けることです。預け入れのときより円安になれば為替差益を得られますが、逆に円高となった場合は為替差損が発生し、元本割れのリスクさえ発生してしまいます。

注意事項としては、預け入れ時と引き出し時にそれぞれ所定の手数料がかかることや(通貨や金融機関によって異なります。)、金融機関が破たんしたときに預金保険の対象外(保護されない)となってしまう点です。

【3.株式投資】

株式会社が発行する株式を購入して、値上り益や配当金を狙います。株価は企業の業績や景気動向などで常に変動します。購入時より株価が上昇した時点で売却できれば売却益が得られますが、逆のパターンも起こりえます。

補足にはなりますが、株式に関しては保有し続けることで、配当や株主優待などの収益(インカムゲイン)が得られます。中には株主優待の特典欲しさに株主となられる方もおみえになるほどです。一度、確認してみるのも面白いかもしれません。

【4.不動産投資】

東京の一極集中が叫ばれて久しい日本の不動産市況ですが、それでも三大都市圏などを中心に、土地やアパートなどの不動産価値上昇による利益を期待して購入する投資です。売却して利益を得ることのほかに、不動産を他人に貸して家賃収入を得ることもできます。ただ、初期投資が大きくなることが悩みどころです。

【5.生命保険】

純粋な投資とは違うかもしれませんが、貯蓄型の保険もおすすめです。満期までの間、株式や債券など自分が選んだ方法で運用します。途中で解約すれば解約返戻金、満期を迎えれば満期保険金が受け取れます。掛け捨てではない、貯蓄型の生命保険は各社色々商品を揃えていますので選択肢のひとつとして検討してみるのもありかもしれません。

【6.金】

「現物は強い」と言われ、昔から安全資産として購入されてきました。金は世界情勢の変化に強いイメージがあります。私の周りにも定期的に購入されている方がみえるぐらいです。やはり世界共通の価値で扱われていることが強みでしょうか。通常、金の取引は米ドルで行われ、為替変動に応じて価格が上下します。

【7.国債】

国が発行する債券です。元本と利子の支払いを国が担保してくれているので安全性は極めて高いです。ただ、この低利子・低利回りの商品を投資商品と呼んでいいのかどうか…まあ、でも格付けの低い国や地域、会社の債券(国債・社債)は利回りいいですしね…一応、投資商品として記載してみました。

以上、今回は7つの投資商品を紹介させていただきました。実はこれらは全て、私が銀行員時代に扱ったことがある商品ばかりです。儲かった方もいれば、そうでない方もいて…なかなか難しいですよね。私も銀行員だったんだから「相場観あるだろう」とよく言われたものですが、お偉い経済学者様たちでさえ見通せない相場を私ごときが見るなんて、とてもとても…(結構泣きました笑)

コメント